
今回は漫画の神様・手塚治虫先生の「ブラック・ジャック」のエピソード、「春一番」をご紹介します。
この作品、1977年に「瞳の中の訪問者」というタイトルで映画化された他、1981年に「ブラック・ジャック」がドラマ化された際にも映像化されております。
そのことからもわかるように、この作品、「ブラック・ジャック」全作品の中でも屈指の名作だと思われます。
内容はある少女がブラック・ジャックの手によって角膜手術を受けるところから始まります。手術後、少女は幻影のような青年の姿を見るようになり、それに悩まされます。手術は完璧だったと主張するブラック・ジャック。やがて、少女は幻影である青年に、恋心を抱くようになってしまいます。そして、街角で実際に存在するその青年を見かけるのでした。少女の言動が気になったブラック・ジャックは少女に角膜を提供した女性の素性を調べるのでしたが、そこには衝撃的な事実が…。
内容の一部やタイトルからこのエピソードを恋愛もののくくりだとおっしゃる方もいらっしゃるようですが、私はこれは完璧にミステリーやサスペンスに属する話だととらえています。話の構成からラストまで、よくこんなストーリーが思いつくなというほどすごい作品です。
手塚先生の作品というのはどれを読んでも面白いのですが、それはこの「春一番」も含めて大御所の漫画家先生の多くに影響を与えたまさに漫画の神様のなせる業だと思います。
ちなみに「ブラック・ジャック」はKindle Unlimitedの会員(月額980円)になると無料で読める他、新書版、電子版ともにございます。永遠の名作を是非、お楽しみください。








