
漫画家先生訪問当日、高田馬場駅に降り立った「はまちゃん」と私が最初に向かったのは「手塚プロダクション」でした。
結果から申し上げると、残念ながら手塚治虫先生にはお会いできませんでした。当時、先生は週刊少年チャンピオン誌上にあの「ブラック・ジャック」を連載されている真っ最中でしたが、どうもその時、ご病気で入院をされていたそうで数名のスタッフの方のみの対面となりました。
「先生が入院してるの知ってるでしょ」
「見学なら予約してから来てね」
「何処から来たの?」
「東京だったらまた来れるね」
だいたいこんなようなことを言われたように記憶しております。
それにしても「はまちゃん」、何度か手塚先生にお会いしていて予約しないと見学できないという事実は知っていたはずなのに、どうして私を連れて行ったんだろう? そんな疑問が残りましたが、おそらく行っちゃえば何とかなるだろう的な発想だったのかもしれません。
手塚プロダクションを後にした我々は次の目的地である「楳図かずお先生」の仕事場があるマンションに向かったのでした。つづきます。








