
今回ご紹介するのは週刊少年ジャンプに短編として掲載された「れすらマン」です。作者はあの永井豪先生です。永井豪と聞いて、ギャグ漫画と結びつかないと思う若い世代の人も多いと思うのですが、高名な漫画家先生の中には、シリアスなものとユーモラスなものをかき分けられる、いわゆる「二刀流」の先生方がいらっしゃいまして、永井先生もそのお一人でいらっしゃいます。「巨人の星」の川崎のぼる先生や、「おろち」の楳図かずお先生なども「二刀流」で有名です。この「二刀流」先生の特徴としては決して小手先だけのギャグ漫画をかかないという点が挙げられます。マジ面白いのです。ある意味においては一般のギャグ漫画を凌駕するほどです。そんなわけで、この「れすらマン」もギャグ漫画史に残る? 大傑作だと思われます。
レスラー「ジャントニオ猪場」。彼はある日そのあり余る強さをレスリングだけではなく世のため人のために役立てようとヒーローになることを決心します。この「ジャントニオ猪場」というネーミングが、そもそも秀逸です。ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんをミックスしたんだと思うのですが、普通の人にはまず浮かびません。「ジャントニオ猪場」、ヒーローには仮面が必要だということで縁日の子供のお面をつけます。しかし、顔が長いためひとつでは顔全体が収まらず、上と下に月光仮面とウルトラマンのお面をつけます。すごい発想だ。さらに風呂敷をマントにして「れすらマン」に変身します。「れすらマン」、立小便をしている永井先生を模したキャラを「悪」にみたて、決戦が始まるのですが…。ネタバレも何もないような気がしますが解説はここまでにします。
この「れすらマン」一昔前まで永井先生の短編集にはかなりの頻度で登場しておりました。二回、フィギュア化もされており、知る人ぞ知る名作なのですが、ネットで検索してもさほど情報がありません。しかし、本作を収録した電子版「永井豪短編集(10)くずれる」もありますし、中古本で永井先生のギャグを集めた短編集には必ずと言っていいほど収録されておりますので、機会がございましたら是非一読ください。
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